パプアニューギニアの常識!家族が最優先

JICA海外協力隊

こんにちは!ささです!

今回は、以前住んでいたパプアニューギニアで過ごしていて、とても衝撃を受けたことについてお話ししたいと思います。

この内容は、音声でも配信しております。

”子どもがたくさんいる”パプアの学校

パプアニューギニアでは、職場の小学校に子どもがいるのが日常茶飯事でした。

「小学校の先生なんだから、そんなの当たり前でしょ?」

そう思う方もいるかもしれませんが、そうじゃないのです!


先生の子どもが事務室で自習をしていたり、体調が悪いときは、会議室(パプアニューギニアの一般的な学校には保健室が無いのです)で寝ていたりもするのです。
その際、授業のない先生が子どものお世話をしてあげたり、休み時間には生徒が一緒に遊んだりしていました。

また、学校の生徒ではない近所に住んでいる子どもが学校の敷地で遊んでいるのも見かけました。

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教育レベルは低くても、柔軟なパプアの教育

パプアニューギニアの教育レベルは、「テストの結果」で見れば日本と比べると低いかもしれません。

先生も、授業で教える内容をよく理解していなかったり、生徒も多くの中学生が掛け算九九を覚えていなかったり…

授業後の教室の黒板に書いてあった計算や図を見て、「ん?」と思ったことは一度や二度ではありません。

それでいて、先生が勤務時間中にスマホをいじっていたり、家族や友達と電話をしていたりすることも多いのです。

しかし、実際、日本のように、大人が仕事に追われていたら、なかなかこんなゆとりを持った対応はできないでしょう。
よくも悪くも、ゆとりをもって、柔軟に対応することができるのが、パプアニューギニアの学校なのです。

コロナで気づいた、一歩先を行くパプア

2019年3月、日本でも新型コロナウィルスの感染が日本でも拡大し始めたころ、職場に子どもを連れてくることへの賛否について騒がれているニュースをよく目にしました。
会社によって職場での子どもの対応はさまざまで、面白い取り組みはメディアでよく取り上げられていましたよね。

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「あれ、これってパプアニューギニアでは当たり前だったよな?」

そんな先進的な例として紹介されていた取り組みですが、私には見覚えがありました。
とすると、これが当たり前だったパプアニューギニアは、一歩先を行っていたとも言えるのかもしれません(ちょっと違いますかね。笑)

子どもを職場に連れてきても問題がない背景には、仕事量が少なくて時間に余裕があるという、パプアニューギニアならではの事情があるかもしれません。

でも、ボクはそれだけではないと思うのです。

パプアのひとびとの家族を大切にする心

ボクはパプアニューギニアの人たちと2年間生活を共にしてきました。
そこで感じたのは、人々の家族を大切にする心。そして皆で助け合う姿勢です。

現地に住んでいた時は、すぐに仕事を休む先生たちに対して、「授業どうすんだよ!?」と苛立ちを覚えたこともありました。
しかし、翌日に理由を聞くと、
「昨日は娘を病院に連れて行っていたんだ。」
「近所に住む親戚が体調が悪くて、家事を手伝っていたんだ。」
など、必ずと言っていいほどに、家族が原因で仕事を休んでいたのです。

それを聞いて、「仕事よりも家族を優先にしているだけなんだな。」と、納得ができました。
(まぁ、本音を言えば、一言事前に連絡が欲しいところですが。笑)

他のパプアの先生も、仕事よりも家族を優先する同僚を「困ったときはお互い様でしょ」と、当たり前に受け入れているのです。


「もし自分に家族がいて、日本で働いていたらどうだろう。」
「家族のために仕事を休む際、きっと申し訳なく思ってしまうかもしれない。」
「でも、なぜ申し訳なく思うんだろう。」
パプアニューギニアで働く先生たちを見ていて、そんなことを考えるようになりました。

仕事よりも家族を優先させた時、職場の同僚はもちろん、さらにはお客さんにも迷惑をかけてしまうかもしれない。
そうなると、仕事よりも家族を優先させるわけにはいきません。
日本では、ほとんどの人がそう考えると思います。


でも、みんながみんな、仕事よりも家族を優先させていたらどうでしょう?

家族が病気になることは、誰にだって起こりうることだと思います。
「お互い様」だといって、みんなで助け合える文化があったら、少し変わってくるかもしれません。


日本とパプアニューギニア、どちらの方がが素晴らしいか、なんて言えません。
どっちの対応が正しい、なんて答えももちろんありません。

ただ、パプアニューギニアには、仕事よりも家族を大切にする心、そして助け合いの文化があるということ。そして、そんなパプアニューギニアがちょっと羨ましいな、と感じたお話でした。

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