この記事では、日本人にとってはちょっとややこしい、タンザニアでのPCR検査の予約から検査、証明書取得までの流れについて、ボクの経験をお話ししたいと思います。
検査の登録・予約
まず最初に、
タンザニア政府のPCR検査申し込みフォーム
にアクセスして、必要事項を記入する。
全部はこんな感じ

予約日を決める際に注意して欲しいことがあります。
72時間以内なので前日に受けても問題ないのですが、結果が届くまで24〜48時間かかること、結果が出たら、日本の様式に転記してもらいに再度病院に行く(後半に詳しく書きます)ことを考慮しておいてください。
ボクの場合は飛行機の便が火曜日の午後だったので、次のようなスケジュールを想定して予約しました。
日曜日(午前):病院に行ってPCR検査を受ける
月曜日(未明):検査結果がメールとSNSで届く
火曜日(午前):検査結果を転記しに病院へ行く
日曜日に受け付けていない病院も多いので、事前に電話で確認しておくといいと思います。
支払い
フォームの登録が終えると、保健省の機関より以下のようなメールが来ます。

Kituo:検査をする施設
Kiasi:振り込み金額
「Kumb.Na」というのは、「コントロールナンバー」と呼ばれる12桁の数字のことで、支払い用の番号になります。
「NMB銀行に行って支払いをするように」ということで、NMB銀行に行ってきました。

やり方がよくわからないので銀行のスタッフさんに聞いてみると、「このフォーム(上の写真)に書いて支払い手続きをするように」と指示を受けました。
金額は、ボクの時は230000シリング=約100ドルでしたが、今後は50ドルに変わるという話も聞いています。
これとは別に、病院でも検査費用がかかるのでご注意ください。(病院での費用は、病院によって異なるそうです。)
あと、この写しが(控え)は、病院のフロントで求められました。
捨ててしまわないよう気をつけてください!
支払いが終わると、以下のような内容のSMS、もしくはメールで届きます。

病院での検査
登録ページでボクが選んだ病院は、
Saifee Hospital(サイフィーホスピタル)
電話:0747-535-353
です。
電話で問い合わせた際に、「日曜日も対応可能」「日本指定の様式にも転記可能」だったのに加え、対応がとっても丁寧だったのでここに決めました。
電話で問い合わせた時の指示はこんな感じでした。
- 保健省のホームページでの事前予約を忘れないように。
- ページで予約した日の、朝9時に来てください。
- 病院でかかる費用は115,000シリング。
- 土日でも対応可能。
- 銀行で支払いした際に受け取った写しを持参するように。
- 日本指定の様式にも転記できます。
外国人にも慣れている感じだったので安心でした。
当日は朝9時に病院に行き。フロントで手続きをし、検査室に案内をされ、すぐに検査。
写真はイメージですが、鼻と口と、両方から検体を採取されました。
「鼻咽頭ぬぐい液」と「咽頭ぬぐい液」の混合という方法です。

検査が終わったらフロントで支払いを済ませておしまい!
※ちなみに、クレジットカードも利用可能でした。
待ち時間もほとんどなく、あっという間でした!
検査結果が届く
病院で、「検査から48時間以内にメールとSMSで結果が届く」と説明されました。
※ボクの場合は、検査翌日の昼前に受けました。
結果はメール上には書いておらず、メールに貼られたリンクからウェブサイトに飛んで見ることができます。

上の文章を要約すると、
Yamada Taro様
COVID-19の検査結果が出ました。
クリックして、結果をお受け取りください。
何かあれば、199に電話をし、国の医療研究室にお繋ぎください。
というようなニュアンスです。
結果は、こんな感じで表示されます。

これは印刷しておくことをオススメします。(理由は後ほど説明します)
検査結果を日本の様式に転記してもらう
再度病院に行き指定の様式に転記してもらいます。
日本に入国するためには、日本の厚生労働省のホームページからダウンロードできる様式での陰性証明が必要だそう。
病院に持っていくと、フロントからドクターのいる事務所に案内され、スムーズに記入とサインをしてもらうことができました。

詳細と様式のダウンロードは以下の厚労省のページから!
空港での手続き
チェックイン前に空港でやることが1つだけ。
メールで届いた結果をプリントしたものを持って、空港の入り口を入って左手側のデスクに行きます。
そこで、担当のスタッフさんが確認作業をして、サインとスタンプを押してもらいます。
※この結果がないと飛行機のチェックインできないそうです。

ちなみに、プリントを忘れても、国際線の建物内にあるStationery=文具店で印刷してもらえるので安心です。2000シリング=約100円(Stationeryは入口を入って右手の突き当たりにあります。)
これで準備完了!
長い道のりでした〜!
また、チェックインの際に、厚労省のオンライン情報入力をした証拠にバーコードの提示も求められるので、事前に入力しておくことをオススメします。
日本への帰国に関する関連記事もご覧ください。
さいごに
さて、こんな感じで、ボクの経験した、タンザニアでのPCR検査の予約から検査、証明書取得までの流れについてご紹介させていただきました。
この記事が皆さんの参考になれば嬉しいですが、対応や内容などはその時々の状況に応じて変わっていくと思いますので、在タンザニア日本国大使館、厚生労働省や外務省のホームページから最新の情報を確認するようにしてくださいね。
https://www.tz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
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